私たちがなぜ学生を支援/育成しているのか?


1. はじめに
現在、弊社では次世代を担う若手人材の育成を目的として、実務に深く携わる「インターンシップ」の取り組みと、学生コミュニティ「TPC」の監修・支援をしています。
これらの取り組みは、学生たちが社会に出た際に多方面で活躍し次世代のリーダーになっていただくことと、また、私たちのビジネスの根幹である「人の知能・人格の研究」が深まることも目的としています。
本記事では、これらの取り組みとその価値についてお伝えします。
2. どのような支援/教育を行なっているのか?
私たちは、学生を単なる「手伝い」としてではなく、社会を変える「パートナー」として捉え、以下のような支援を行っています。
- インターンシップ: 事業創出やビジネスに関心の高い学生は、実際の事業やコンサルティングのプロジェクトに参画してもらいます。私たちはインターン生に対して、ただ「作業」を依頼するのではなく、共により良いビジネスや社会づくりに携わってくれる「企画」や「事業推進」をリードしてくれるような役回りを期待しています。学生ならではの新鮮な視点やトレンド感覚を武器に、共にビジネスを創り上げ、企画や課題解決の実務を経験してもらいます。
- 学生コミュニティ:毎年数百名規模の学生に対し、プロフェッショナル領域で活躍する社会人の力を借りながら、答えのない問いに対する思考法、正しいコミュニケーション、議論の仕方を伝えます。
また、これらの取り組みでは、仕事や就活といった全ての垣根を無くして交流することも大切にしています。そのため、普段から食事に行ったり、夏はバーベキューやキャンプ、冬はスキーやスノボなどに遊びに行き、多様な人々と交流できる機会を増やしています。これらの共に過ごす時間の中の何気ないところから、社会に出てから必要となることを学んでもらいます。

3.なぜ学生を支援/教育しているのか?
私たちが学生を支援/教育している理由は、現在の日本社会において学生と社会人それぞれで求められる力が乖離しているという課題があり、この乖離を解消することで社会をより良いものにするための貢献ができると考えているからです。
私たちが考える課題
- 学生と社会人で必要とされる力の乖離:多くの社会人は「学生時代までに求められる力」と「社会で活躍するために必要な力」の乖離に苦しんでいます。その理由は学生時代は「100点満点のテストで何点取れるか」という減点評価、社会人では「どれだけ結果を積み上げられるか」という青天井の加点評価が基本になるからです。日本の学校教育では、減点評価でよく用いられる「答えのある問い」を解く力が重視されます。しかし、実社会では加点評価のため、この逆の「答えのない問い」に立ち向かう力が不可欠になります。このギャップにより、優秀な学生が必ずしも優秀な社会人になれるとは限らないという現状が生み出されています。
それに対する課題解決の取り組み
- ギャップの解消:私たちは学生のみなさんにこの「社会で活躍するために必要な力」を学んでもらうことで、学生と社会人のギャップを解消することができると考えています。私たちが目指しているのは、就活で使う小手先なスキルやビジネスの知識をただ詰め込むことではありません。それは、実際のビジネスの現場に深く関わることで、社会に通用する本質的な力を自然と身につけてもらうことです。
- ポテンシャルの解放:多くの学生は社会人になると、先ほど述べた「学生と社会人で必要とされる力の乖離」に苦しみ、ポテンシャルを存分に発揮することができなくなる傾向にあります。私たちは、自分たちが今まで得てきた経験や知識を若く、ポテンシャルを秘めた学生たちに伝えることで、社会に出た時に経験不足ゆえに才能の芽を摘まれることなく、その能力を最大限に発揮できる環境を整えます。
このように学生と社会人で必要とされる力の乖離を解消することができれば、社会で活躍することのできる優秀な社会人を育成することに繋がります。そして、多くの優秀な社会人を育成することができれば、社会は自然とより良いものになってゆくと考えています。

4. インターン生や学生コミュニティの学生に培って欲しい能力
私たちは学生に社会で活躍するための力に繋がる以下の力をこの活動を通して培って欲しいと考えています。
- オーナーシップ: 与えられた作業をこなすのではなく、自らビジネスや社会をより良くしようとする当事者意識。
- 素直さ:経験の差を埋めるための吸収力と柔軟性。
- Will(意志): 自分が他者や社会、もしくは未来に対してどのようなインパクトをもたらしたいかという「Will」を描く姿勢。
5. インターン生や学生コミュニティにとっての価値
ここで過ごす時間は、以下のような大きな価値を持ちます。
- 最適なキャリア選択: ファーストキャリアは人生を大きく左右します。「なんとなく」の就職ではなく、自分の特性を理解した上で、自律的にキャリアを選び取る力を養えます。
- 戦う土俵と武器: 社会で求められる本質的な能力(問いを立てる力、構造的に考える力、他者を巻き込む力)を実戦形式で身につけることができます。
- タテとヨコのつながり:さまざまな世代の人としがらみや利害関係なしに交流できる「タテ」のつながりや、同世代の多様な価値観や可能性を持った仲間たちと交流できる「ヨコ」のつながりを得ることができます。

6. おわりに
私たちが学生を育成することは、単なる教育支援ではなく、ビジネスへの貢献だけでなく、日本をより良くするための「社会投資」そのものです。
若い才能のポテンシャルを潰すことなく、正しい方向に導き、社会で通用する本質的な力を備えた人材を一人でも多く輩出すること。その結果として、それぞれの分野で活躍する人材が増えれば、社会はより豊かになると信じています。
今後は、大学生という枠を超え、さらに下の年代に対しても、この「ポテンシャル解放」のプロボノ活動を広げていく予定です。未来を創る熱意ある学生の皆さんと、そしてその可能性に共感してくださる皆様と共に、私たちはさらなる規模で挑戦を続けていきます。

