通信キャリア

ソブリンAI基盤のセキュリティ・ガバナンス設計支援

課題

閉域・国内完結の「ソブリン」をAI基盤の強みに据えていたが、営業現場からは「顧客は国内リージョンで十分」との声もあり、価値が曖昧になっていた。さらに複数企業がデータを持ち寄る業界特化モデル開発や、競合企業同士の同一基盤利用を見据え、データ・モデル・テナントを守るガバナンス設計が求められていた

アプローチ

医療(3省2ガイドライン・GCP省令)、金融(FISC・監督指針)、公共(ISMAP)、カード(PCI DSS)等の業界規制を精査し、データ所在・外国法令(CLOUD Act)・管理者アクセス・監査/立入検査の4観点で国内リージョンと閉域基盤を比較、閉域が必須となる業界・用途を特定した

委託元の規制が委託先へ連鎖するBPO等の論点も整理。さらに、複数企業がデータを持ち寄る業界特化モデルの共同開発を想定し、業界共通モデルと各社固有の部分で権利を切り分けるIP設計の考え方と、経産省・公取委ガイドラインを踏まえた権利帰属・展開ルールの論点を整理。国内リージョンで小さく始め、機微な用途は閉域へ移す段階導入の考え方も提示した

成果

ソブリンを「売り文句」から、規制業界で価格以外の選定理由となりプレミアム単価を正当化する根拠へと再定義した。あわせて、データ持ち寄り型の業界特化モデル事業を成り立たせる前提条件として、データ管理と権利設計の論点を明文化し、事業構想に反映した

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